自毛植毛とは、自分の髪の毛を使った植毛法です。脱毛でお悩みの人でも、横や後ろの髪の毛は残っているというケースは多々あります。脱毛の主な原因は男性ホルモンですが、これらの箇所は男性ホルモンの影響を受けにくいからです。自毛植毛には、これらの箇所の髪の毛を使います。

横や後ろから取った髪の毛を、特殊な機材を使って薄くなった個所に移し替えます。移し替えられた髪の毛には、毛根の下の方に「毛乳頭」という栄養を吸収する組織があります。この毛乳頭が、移し替えられた箇所の神経などとつながると、徐々に成長し、いずれ生え揃うことになります。そして、自毛植毛には多くの利点があります。

いちばん大きいのは、自分の髪の毛を使うため、拒絶反応が起きるおそれがないということです。仕上がりもナチュラルなので、お風呂に入る時やスポーツをする時などでも気を遣う必要がありません。また、移し替えられた髪の毛は、定着した時点でアフターケアの必要がなくなり、メンテナンスの手間などもなくなります。ランニングコストが抑えられるので、増毛などと比較すると経済的といえます。

移し替えられた髪の毛は、元の部位の性質を持っているので、男性ホルモンへの抵抗力がある髪の毛を増やすことができます。アメリカなどではかなり浸透している治療法で、ここ何年かの間に治療件数が大幅に増加しています。日本では、まださほど浸透していませんが、いずれは主流の治療法になると考えられます。