自毛植毛とは、健康な髪が生えている後頭部などから、皮膚と一緒に髪を採取して、薄毛部分に移植する治療法です。皮膚と一緒に採取された髪は、1株ことに分けられ、施術する部分の頭皮に穴を空けて1株ずつ植え付けていきます。自毛植毛は、麻酔を遣う外科手術なので、術後に麻酔が切れてくると、しばらくの間は痛みがあることがあります。自分の皮膚を移植するので、拒絶反応の心配がなく、高い確率で定着するメリットがあります。

1度自毛植毛をしてしまえば、普通の髪の毛と同じようにシャンプーするだけで、特別なメンテナンスは必要ありません。薬による薄毛治療の場合には、継続的に薬を服用しないと効果が持続しませんが、自毛植毛ならその必要がないのも特徴です。また定着した頭皮は、自分の自然な頭皮と同じなので、加齢とともに周囲の髪の毛と同じように白髪になるなど、施術部位だけが浮いてしまうことがなく、自然な仕上がりになります。植毛した髪は、生涯にわたって伸び続けるので、術後もさまざまなヘアスタイルを楽しめるのも、魅力ですね。

現在、自毛植毛の定着率は90%以上と言われています。男性型脱毛症が進行すると、その進行を食い止めることは困難ですが、植毛なら一度抜け落ちてしまった髪の毛を取り戻せ、術後のメンテナンスが必要ないので、ランニングコストがかからないという点は、大きなメリットではないでしょうか。植毛をしても、すぐに髪の毛が生え揃うわけではなく、一旦抜け落ちてから発毛してきます。その後、生え揃うまでには半年以上がかかります。

また今まで残っていた髪が抜け落ちてしまう「ショックロス」が起きる場合もありますが、ほとんどが再び生えてくるので、それほど心配する必要はありません。